なぜ取付は気づかれないのか
取り付けられる装置の設計目的は一つ、機械の一部に見えることです。色を合わせ、面一に納まり、製造元の形状を十分に模しているため、ちらりと見た利用者には端末そのものに映ります。手口として技術的に見るべきところは何もありません。取り付けられた面が平らで、空いていて、目を引かなかったから成立するのであり、それは設計で取り除ける性質です。
不正に遭った端末が運営に与える負担
スキミング装置が見つかると、点検が終わるまで機器を稼働から外さざるを得ず、その拠点は最も目立つ時間帯に処理能力を失います。事案そのものの費用に加えて、中断の費用が重なります。窓口へ移る取引、増える対面での対応、少ない人員で回すことになる店舗です。機器の安全対策は、守られた稼働時間という形でも測ることができます。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「混雑した十拠点ではなく全拠点に防護を」です。
点検より検知が勝ります
点検の体制は次回訪問時に取付を見つけます。それは二週間先かもしれません。検知モジュールなら数分です。差を生んでいるのは技術ではなく露出している時間の長さであり、事案の費用はそこに積み上がります。点検は依然として必要ですが、二つのうち遅いほうだというだけです。